ダブル・ファンタジー
読みきりました。
ここから下は読みたい人だけ。
ネタバレなってるかもしれない。
「なんだったんだろう。」
「何なんだろう。」
それしか残らなかった。
いつどこでどんな風に転が来るのかと期待して読み進めたのに最後まで転は来なくて、いや小さく来はしたんだけど、思ってたより大きくは来なかった。
だけどがっかりはしない。
期待外れなんて全然ないの。
主人公が物書きだからか、言葉で生きて、言葉で感じて(精神的にも官能的にも)読み進めて行く中で取りこぼしなんてしたくなくなる感じ。
それに普遍的じゃないはずなのに、すごく普遍的。
主人公の奈津と自分が似てると感じるからかはわからないけど。
私にとっては普遍的。
でもずっと心に残る感じ。
余韻がすごい。
一気読みしたからか。
物語自体はすごくハマれるし、何回も読める。
でもきっと読んだ後にはポカーンってしちゃってるのね。
これ書くとネタバレなるかな?
一文引用したらだめかな。
気にしすぎかな。
まあいいや。
書かないけど、私と重なる、私もこう思ったことあるみたいな決定的な言葉があったの。
こんなに当たった言葉なかなかないって思うくらいには。
自分に見えてきて怖い。